プロジェクトについて
何をやるのか
「自分はどうしたら幸せに生きていけるだろうか。望む未来に近づけるだろうか。」
西粟倉村で育つ子どもたちが、いつかこの問いの自分なりの答えにたどり着き、それを選択して幸せに生きていくことができる。
そのために、村の大切な資源である森林や、起業家・役場職員・地元のお年寄りのみなさんといった村の大人の多様な生き方にふれる機会をつくりたい。
中学校までしかない村で、「西粟倉だからこそできる、これからの社会を自分らしく生きる力が育まれる教育」をつくっていきたい。
そんな西粟倉村教育委員会の想いを形にしていく組織として、この春、一般社団法人Nestが立ち上がります。
学校と地域が一体となって教育をつくっていくために、架け橋となり、一緒に企む仕組みづくりを、ビジョンや想いを持った仲間とともに担ってくださる方を募集します。
なぜやるのか

西粟倉村は2018年に、自然の恵みを大切な人たちと分かちあえる豊かな村を創っていきたいという思いを込めて、新しいキャッチコピーを掲げました。
Brighten our Forests,
Brighten our Life,
Brighten our Future!!
生きるを楽しむ
村を生きることを楽しめる場所にしていく上で大切な取り組みの一つが、森を未来につなぎつつ、自分らしさを大切に、新しいことに挑戦し続けられる人を育てる、新たな教育や学びの仕組みづくりです。
誰もが自分らしく、幸せに生きていける社会をつくるために、地域での教育を通じて、子どもたちが理想の未来を描き、自分を信じてその実現に向けて挑戦できる環境を創造したいと思っています。
どうやってやるのか
<場所>
コアメンバー(募集停止中):岡山県英田郡西粟倉村
西粟倉村に移住して、平日フルタイムでの勤務になります。
アドバイザー・サポートメンバー・アンバサダー:原則オンライン
イベント実施のサポート等、可能な場合には現地にお越しいただくこともございます。
<期間>
コアメンバー(募集停止中):2020年4月1日から2021年3月31日まで
*継続の可能性もございます。
アドバイザー・サポートメンバー・アンバサダー:ご希望に応じて
どんな仲間とやりたいのか

コアメンバー(募集停止中)
・子どもと田舎が好きな方
・子どもの主体性を尊重し、伴走していただける方
・丁寧なコミュニケーションがとれる方
(関係者との調整業務が多くなるため、相手の状況や背景を考慮しながら連絡・調整することが苦でない方)
・周りと一緒に自分も学び続ける意志のある方
・粘り強く前向きに取り組める方
・新しい取り組みにも試行錯誤しながら挑戦できる方
共通:
村の教育の未来を一緒に描き、共創してくださる方
<希望>
・学校の現場でのご経験がある方
・学校教育だけでなく、社会教育にもご理解のある方
このプロジェクトに込める想い

<私の原体験>
私は茨城県鹿嶋市という地方の街に生まれ、高校までをそこで過ごしました。自然が好きだったこともあって、小学生のときから環境問題に関心をもっていました。高校が理科に力を入れている学校だったので、理系の研究に興味をもち、研究を通じて環境問題を解決したいと考えて大学進学しました。
大学4年生になって研究室に入り、実際に研究に取り組んでみると、それを環境問題の解決に結びつけることは、想像以上に難しいということがわかりました。
そこで初めて、研究以外の可能性を考える必要があることに気づき、大学の外に出て活動を始めました。環境問題に取り組む団体に所属したり、企業の方にお話を伺ったり…しかし卒業研究を行いながらだったので、経験をゆっくりと振り返ったり、進路を見直したりすることはなかなかできませんでした。
結局、大学院を修了するまでに進路が決まらず、進路未定のまま修了式を迎えることになってしまいました。晴れ舞台であるはずの人生の節目を、みじめな気持ちのまま迎えたことは、きっと一生忘れないと思います。
幸い、その後すぐに地域留学プログラム「さとのば大学」の西粟倉村でのコーディネーターとして採用していただき、今の仕事に就いてとても充実した日々を送っています。
進路選択や就職活動が全て順風満帆だったら今の仕事には出会えていないので、過去に対する後悔などは全くありません。ただ、大学に入る前からもっと多様な仕事や生き方にふれ、視野や選択肢を広げていたら、進路や仕事のことでそれほど苦しんだり、焦ったりしなくても済んでいたし、別の可能性も見えていたのではないかと思っています。
<西粟倉村の可能性といま>
西粟倉村は、合併せずに村として生き残っていくことを決めてから、「百年の森林構想」という全国に先駆けた森林経営のモデルづくりや、再生可能エネルギーを利用したエネルギー自給自足など、さまざまな挑戦を続けてきました。
その中で、「ローカルベンチャー」とよばれる起業家が10年間で30社以上生まれ、最近ではローカルベンチャーにジョインする多様で面白い人たちが、全国各地から移住してきています。
そうした多様な大人の生き方に子どもたちが触れることができれば、子どもたちの可能性も大きく広がるはず。
しかしながら、現状では子どもたちが村の多様な人たちと交流する機会はそう多くはありません。
その理由の一つは、学校の先生方が岡山県全体で異動する県の職員であり、村出身の方が少ないことにあります。地域に根ざした教育をしたいと思っても、誰にどのように連絡すればよいかがわからない…結局、前年度から引き継いだことをやる形になってしまいます。
いまは村役場の教育委員会事務局のメンバーがサポートに入り、学校と地域の架け橋になっていますが、教育委員会事務局は学校教育以外にもさまざまな仕事を抱えており、また教育委員会事務局の方にも人事異動があるため、学校とのつながりがうまく引き継がれないリスクがあります。
学校と継続した関係を築いて地域とつなぐ、教育に特化したチームをつくりたい…!そんな想いから、「一般社団法人Nest」が立ち上がることになりました。
<Nestに込める想い>
法人の名称「Nest」は、西粟倉村の子どもたちが育つ理想の環境がつくりたい、と願って議論してきた有志のチームの想いを込めています。
また、育ってほしい子ども像とNestそのもののあり方の両方を表現しています。
英単語Nestは、「巣、安心できる場所、企みをする場」また「巣をつくる、大切に置く」という意味があります。
子どもたちにとって信頼できて、子どもたちの成長につながる企みをする存在でありたい。
またそのために、よりよい環境を教育委員会・学校・地域の方と共創する存在でありたい。
西粟倉村での学びを育ててゆくチームとして、“Nishiawakura education support team”の意も込めています。
さらに、育ってほしい子ども像は、Nestの読み「ねすと」の3文字のそれぞれに表現されています。
・ね=真っ直ぐ太い幹(自分)になるために、『根』(生き抜く力)を自由な方向に力強く伸ばす
・す=自分の『素』も他者の『素』も大切にできる
・と=様々な人たち『と』共に創る
そして、目指すNest自身の在り方は、育ってほしい子ども像とほぼ重なり合いつつ、「ね」の中に「地域に根差す」チームでありたいという想いが込められています。
プロジェクトに応募する
コアメンバー(募集停止中)
コアメンバーは只今募集を停止しております。
以下はご参考までにご覧いただければ幸いです。
<活動場所>
岡山県英田郡西粟倉村
西粟倉村役場、西粟倉小学校・中学校などに席をおきつつ、教育委員会事務局や学校とコミュニケーションをとりながらお仕事をする形です。
<活動時間>
平日8:30~17:15(休憩1時間)
学校行事などによっては、休日にお仕事が入る場合もあります。
<報酬>
あり(詳細は希望者の方にご案内します)
<職場の雰囲気>
・役場はベンチャー役場と言われるほど、小回りがききスピード感をもって動きます。
・学校は外部の人に対して寛容で、入りやすい雰囲気があります。
・自由度が高い分、自分を律することも求められます。
<参画後1ヶ月のイメージ>
小学校・中学校に教育委員会の職員とともに入り、総合学習などに伴走します。
並行して地域の人たちともコミュニケーションをとり、関係を構築します。
<選考プロセス>
1. 書類選考
2. オンラインでの面接
3. 西粟倉村での最終面接
※ 面接にかかる交通費は実費負担
募集カテゴリー 未設定
決定人数 / 募集人数
0 / 1
アドバイザー
Nestの取り組みをよりよいものにするために、アドバイスをいただければと思います。
◎Nestの目指すものに共感してくださる方
◎村の教育の未来を一緒に描き、共創してくださる方
・地方の教育の実情にご理解がある方
・学校の現場でのご経験がある方
・学校内/学校外での新しい教育の取り組みの立ち上げや運営のご経験がある方
募集カテゴリー 未設定
決定人数 / 募集人数
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このプロジェクトは
インキュベーションプログラムに
参加しています
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