プロジェクトについて
何をやるのか
AIで選曲を行い物理的にDJする人型ロボットを開発しています。また、そのロボットを用いたイベントの開催や参加なども行っています。そのため、DJ Robotics は大きく分けて2つ活動があります。
①DJロボットの開発
②イベントの企画・運営・開催
他にもPR・経理・マネタイズ方面の活動もしております。
・DJロボットの開発
・メカ開発
・エレキ開発
・ソフト開発
・AI開発
・イベント
・企画
・運営
・PR
・財務
なぜやるのか

私たちの実現したい未来は、人とヒト型ロボットが共に活躍することで、ロボットと人が共存する社会です。日本は超高齢社会となり、介護ロボットの需要は拡大しています。
一方で、介護ロボットに介護されることに、使用者が「怖い」という感情を抱く現状も報告されています。これらはロボットの「動く速度」や「腕の長さ」などに要因があるという研究もあります。しかし、私たちが考える一番の要因は、人の生活空間内にロボットがほとんど存在しない現状です。もしも、ロボットとコミュニケーションをとる日常が存在すれば、ロボットを信頼する感情が芽生え、ロボットに介護されることが「怖い」と感じることがなくなると考えています。そこで私たちは人と空間的なコミュニケーションが可能なロボットの開発を行うことで、人とロボットの距離が縮まるようなアイデアを提案しています。
私たちは、音楽を用いたコミュニケーションが、ロボットと多くの人とがコミュニケーションをとる適切な手段だと考えています。そこで、ロボット1台に対し大人数でコミュニケーションが可能なヒト型DJロボットの開発を行います。開発後は、ナイトクラブ・フェス・文化祭・結婚式・地域のイベントなどで、パフォーマンスによって収益を生み出します(図1)。具体的にはアニメに出てくる近未来都市のTOKYOを彷彿させるようなエンターテインメントを目指します。
どうやってやるのか

エンターテインメントロボットでは既存に人動きをパワードスーツによって拡張するロボットがあります。この場合、各操作者がエンターテイナーとなります。そのため、スケルトニクスのロボット自体にキャラクターなどを持たせることができません。一方で私たちの考えるDJロボットはロボット自身が観客の様子から、次の行動を行うエンターテイナーです。そのため、DJロボットは唯一無二のキャラクターを持ち、観客は親近感を得られ、人とロボットの距離を縮めることができると考えます。このようにDJロボットは「曲と曲」、「ロボットと人」を繋げる役割を持っています。具体的なロボット自体のコミュニケーション方法は、観客からのメッセージを、ロボットのAIが観客の様子やTwitterを観察することで受け取り、ロボットが選曲を行うことで返事をし実現します(図2)。これにより、ロボットと観客との間に空間的なコミュニケーションが実現します。このように唯一の共通言語である音楽を通して、人とロボットが一体感を味わえる空間や機会を提供することがDJロボットの真の価値であると考えています。
どんな仲間とやりたいのか

・エンターテインメントロボット界隈をもっと面白くしたい方
・どんな人に対しても敬意をはらって接することのできる方
・夢中になって物事に取り組める方
・ロボットが好きな方
・DJ・音楽が好きな方
このプロジェクトに込める想い
山崎の想い
内向的な性格であった中学2年時にケニアへボランティアに行き、学校を回り必要物資の調達や、折り紙や習字を小学生に教えていました。現地の方と関わる内に人と接することの楽しさや、人から受ける感謝や笑顔、喜びは、自分自身の喜びであることに気づかされました。そのため将来は起業することで人に感謝され社会に還元できるような仕事をしたいと考えております。
また、幼いころからものづくりか好きだったので高等専門学校に入学し、本科の卒業研究で電動義手に応用可能なヒト型ロボットハンドの研究を行いました。修士での研究などを通し改めてものづくりの楽しさを再認識しました。中でも印象的な経験が、本科時代にドラマの撮影の手伝いでピアノを弾くロボットを恩師と製作した事です。実際に放映された後、「ロボットが人のように動いていてとても感動した!」などの大きな反響がありました。私の想像していた「このロボットはすごい技術だ!」などという感想とは全く異なり、とてもショックを受けました。しかし、それと同時に「ロボットは人の心を動かすことができる」ということに気づきました。今までの経験から、直接物理的に人の役に立つようなロボットを作りたいという一心でしたが、その出来事をきっかけに人に感動を与えるロボットを作りたいと考える様になりました。
そこで世界中の人が笑顔になり、感動するロボットを製作したいと考える様になりました。それらを実現させる為、一番の方法は全ての人が共有出来る音楽だと確信しています。ピアノ演奏ロボットでも大勢の方を感動させる事が出来ましたので、更に音楽技術を向上させた、そして一体感のある空間でバイブスとテン上げ出来るDJエンターテイナーとしてのロボットを生み出したいと考え開発しています。これらからも国や地域を超えてイベントをする事が出来る技術であると考えています。ロボットが単なる物理的な価値だけではなく、人の心を「わくわく」「楽しく」させるような、感動的な価値も生み出す未来を実現したいです。
活動実績
ビジョン
